ゾクッと寒気を感じたとき(風邪のひき始め)の養生法
大寒(今年は1月21日)を過ぎてから、風邪の症状(特にのどの痛み、咳、鼻づまり
を訴えるお客様が増えています。気温の寒暖差が大きいことで、体温の調節が難しくなっているのかもしれません。
ゾクっと寒気がしたら、すぐに体を温めるのがお勧めです。体を温めると言っても、寒気がするときはどんなに洋服を着こんでもゾクゾクとします。そのようなときに、体を瞬時にあたためることのできるツボがあります。それは、大椎(だいつい:首を前に倒したときに、えり首のところに飛び出る骨の下)です。大椎を温灸で20分程度を温めることで、すぐ下にある太い血管の血液を温め、全身の冷えをとります。
温灸のない場合は、ミニカイロやドライヤーでやけどをしないよう注意しながら大椎を温めると、寒気はずいぶん和らいできます。
体の中からのケアは、風治散(ふうじさん)と紫華栄(しかろん)を お白湯(できれば熱湯で溶かして温かいうちに飲む)で服用することをお勧めしています。
2016年2月8日