『夏』水の取りすぎからくる、秋の不調
暑くなってくると、汗をかく分水分摂取する量は意識しなくとも増えてくるかと思います。
熱中症や脱水症状予防のために病院やマスコミを通じて、こまめに水を摂取をするよう啓蒙されます。もちろん水の補給不足は避けなければなりませんが、そうかといって多く摂ればよいというわけではありません。
つい先日、20代後半女性の方からのご相談で、もともと胃腸が弱く、この3日だけで体重が3キロ増えてしまった、と訴えておられました。水が好きで、毎日続けて1日当たり3リットルを、水やお茶などで摂っているそうです。
これまでの私(岡北)のカウンセリングの経験から、年齢や性別に関係なく水の好きな方は、例えばコップに300mlの水やお茶をつぐと、一気飲みしてしまう傾向があるようです。
コップに注いだ後は、のどが渇いたらのどを潤す程度に、少しずつ飲むことが、水の取りすぎを防止することに役立ちます。
夏、必要以上に水を摂ると、季節の終わりから秋にかけて、体のだるさ・食欲不振(夏ばて)や、吐き気、むくみ、めまい、耳鳴り、アレルギー憎悪、下痢・軟便などの要因となります。心当たりのある方は、食養生の一環として参考にされてください。
2016年6月15日