けやきのすくすくブログ
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むくみを解消する食材・生活習慣・漢方

 例年、夏から秋にかけて、“むくみを解消する食材や生活習慣、漢方について”質問を受けます。
まず、熱中症対策などで、日頃水をたくさん飲む方や、ビールその他炭酸飲料を飲む機会の多い方はむくみやすい傾向があります。

 店頭でのお客様へのカウンセリングの経験から、尿の色が無色透明で排尿回数が1日10回以上ある、またはお客様自身で、へその辺りを手のひらで触れてもらい、冷たい感覚があれば、まずお腹の冷えを考えます。

養生(手当て)法は、冷たい飲食物(例えば、冷たいビールやお茶、アイスクリーム、冷やしそうめん など)を摂ることを止めます。食事の際には、温かいスープ(味噌汁など)を他のおかずに併せて食べることがお勧めです。お風呂はシャワーでなく、湯船に浸かるようにしてください。お腹の冷えが慢性化してくると、食欲不振、倦怠感、下痢・軟便になることがあります。お勧めする漢方は、「カッコーサン(小太郎漢方製薬)」です。お腹が温まる結果、体に滞留している水の排出がスムーズになり、やる気(元気)も出てきます。

 
 また、塩分の多い食事を摂っても、体はむくみます。ご存知の方も多いでしょうが、基本的に、外食やインスタント食品(カップ麺など)等 味の濃い食事は、食塩(ナトリウム)を多く含んでいます。

ナトリウムは、体内に水を引き込む働きがあります。濃い味の食事を摂った後、咽喉(のど)がとてもよく渇きますね。水を飲んでも、やがてまた咽喉が渇いてもっと飲みたくなるのは、このナトリウムによる働きです。多く摂り過ぎたナトリウムの排泄のためには、カリウムの多い食材を多めにとると良いです。

カリウムの多い食材で、今、手軽に食べることが出来るものは、さつまいも、梨、ブドウです。その他、生の果物(バナナ、メロン、キウイフルーツなど)にもカリウムが豊富です。但し、サツマイモや果物は、糖質が高いものが多いので、食べ過ぎには要注意です(体重を増やしたくない人には、太ってしまうことに・・・)。

 けやき堂薬局では、お客様の症状や体質に合わせて個別にアドバイスさせて頂いています。カウンセリングをお受けになることをご希望の方は、お手数をおかけしますが、事前に電話で必ずご予約下さい(当日ご予約の場合でも、当方の空きがあれば、カウンセリングをお受けになることが可能なこともあります)。

2019年9月14日