うがいの正しい方法
うがいの正しい方法は、まず『グチュグチュ』と、口の中のほこりや、ごみを出す目的で強めにすすぎます。2回目は、のどの奥に届くように15秒程度うがいをします(いわゆる『ガラガラペッ』)。3回目も、2回目と同じ方法で『カラガラペッ』とうがいします(参考:武田薬品工業 ホームページ)。
うがい液は消毒液を用いなくとも、水道水で十分です。2005年に京都大学の研究グループが、水道水でのうがいで、うがいをしない場合と比較すると、風邪の発症確率が40%低下した、と発表しています。一方、うがい用消毒液(ヨード液)でうがいをした場合は、うがいをしていない場合と比べて発症確率が12%低く、その上、統計学的に意味のある抑制効果にならなかったと伝えています。
うがい用消毒液は成分によっては、予防目的(ここでは風邪)で長期にわたり使用をすると、のどの粘膜を傷つけたり、体にもともと住んでいる常在菌を殺したりする可能性があります。
うがい用消毒薬を利用する場合は、のどが腫れている時に限定し、短期で使用することを私(岡北)はお勧めします。
2019年12月5日