膀胱炎（ぼうこうえん）の養生法

今年は3月下旬から4月にかけて膀胱炎（疑いを含む）の方が、いつもの3倍くらいご相談に見えています。

2月と比べるとずいぶん温かくなり過ごしやすい気候になりましたが、１日単位、1週間単位で見ると気温の変化が大きいこと、北風が吹いていることもあって体温調節が難しいですね。

そのお客様方のお話を細かく伺っていると、つかれやだるさなどがあり、とくに、体力が低下している方に多いようです。病院で抗生剤を処方され、服用し、結果、「尿がもうきれいになっているよ」とお医者さんに言われても、まだ、下半身のしぶり感がすっきりとしないこともあります。

膀胱炎の漢方薬は、
・炎症をとるもの（抗菌・殺菌作用のあるもの）
・体を温めるもの
・体の水分代謝をよくするもの
の生薬を組み合わせて使います。早い方で、3日で改善してきますが、早く対処することに尽きます。

膀胱炎の養生法としては、しっかりと睡眠をとり、体力を回復させること（寝つきが悪いときも部屋を暗くして体を横にしているだけでよいです）、からだを冷やさないように、保温に気をつけることに尽きます。