素材のうまみを引き出す調理なべ
私(岡北)は、煮込み料理は今まで、お鍋でガスコンロまたは、冬場には石油ストーブで、1時間以上ぐつぐつと煮込んでいましたが、最近、真空保温調理器のなべ(以下、保温なべと書きます)を購入しました。この保温なべで煮込むと、すでにご存知の方もいらっしゃるとおもいますが、たとえば、ビーフシチューなら、コンロで具を5分煮た後、ルーを人数分入れて、なべごと専用の保温ケースに入れたままにしておくだけで、数時間後には、シチューが出来ているという、優れものです。
余熱でゆっくり火を通すところが長所なので、夕食をつくるなら、前日の晩または朝に段取りさえすれば、この保温なべが役立ちます。圧力なべと考え方は逆(短期間で加熱している間に火を通す)になります。保温なべのよさについて以前から当店スタッフや、妹から話を聞いていて、はじめは、『そんなに簡単に煮込み料理を作れるんだったら、味が美味しくないのでは・・・?』と半信半疑でしたが、使用説明書のとおりに使ってみると、最低限の火入れなので野菜などの素材が煮崩れることがないことと、料理に素材の味が生きていることも分かり、新鮮な驚きでした。
なべを置く収納場所をとることが短所になりますが、仕事をしている人、病院通いなどで日中は外出の多い人、また育児中の人など、限りのある時間の中で家事をやる方には向いている調理器具と思います(電気量販店に市販されています)。レシピ本でメニューがたくさん紹介されていましたので、いろいろな料理を試してみたいと考えています。またガスや電気の使用量も倹約できるので、今の世の中の時流にぴったりですね。
2013年11月1日