妊娠6か月の妊婦さん
今日、妊娠6カ月になる妊婦さんが来られました。数年前からけやき堂薬局でお世話させていただいている方です。安定期に入るまで、お客様も、私たちもお腹のなかにいる赤ちゃんが無事に育っていってくれるか気になっていましたが、今日その方の笑顔が見れ、またお腹もふっくらとしていたので、ほっとしました。。妊娠に至るまでに時間はかかりましたが、当店に通うことで得た漢方や養生法の知識と実践を今後のご家族の健康生活に生かしてほしい、と私たちは願っています。
素材のうまみを引き出す調理なべ
私(岡北)は、煮込み料理は今まで、お鍋でガスコンロまたは、冬場には石油ストーブで、1時間以上ぐつぐつと煮込んでいましたが、最近、真空保温調理器のなべ(以下、保温なべと書きます)を購入しました。この保温なべで煮込むと、すでにご存知の方もいらっしゃるとおもいますが、たとえば、ビーフシチューなら、コンロで具を5分煮た後、ルーを人数分入れて、なべごと専用の保温ケースに入れたままにしておくだけで、数時間後には、シチューが出来ているという、優れものです。
余熱でゆっくり火を通すところが長所なので、夕食をつくるなら、前日の晩または朝に段取りさえすれば、この保温なべが役立ちます。圧力なべと考え方は逆(短期間で加熱している間に火を通す)になります。保温なべのよさについて以前から当店スタッフや、妹から話を聞いていて、はじめは、『そんなに簡単に煮込み料理を作れるんだったら、味が美味しくないのでは・・・?』と半信半疑でしたが、使用説明書のとおりに使ってみると、最低限の火入れなので野菜などの素材が煮崩れることがないことと、料理に素材の味が生きていることも分かり、新鮮な驚きでした。
なべを置く収納場所をとることが短所になりますが、仕事をしている人、病院通いなどで日中は外出の多い人、また育児中の人など、限りのある時間の中で家事をやる方には向いている調理器具と思います(電気量販店に市販されています)。レシピ本でメニューがたくさん紹介されていましたので、いろいろな料理を試してみたいと考えています。またガスや電気の使用量も倹約できるので、今の世の中の時流にぴったりですね。
風邪の漢方と養生法
こんにちは。
日を重ねるにつれて秋が深まってまいりました。
けやき堂薬局のお隣にある果物屋さんには、旬のなしやぶどう、くり、みかんなど秋から冬にかけての味覚がたくさん並んでいます。
あなた様はいかがお過ごしですか?
気温と、天候の変化が大きいためか、かぜなどをひいて体調をくずす人が多くなってきました。
体の疲れは、自身の弱いところ(体の部分)に表れやすくなります。
また疲れが残っていると、免疫力も低下するので、感染症にかかりやすくなります。風邪かもしれない、おかしいなと思ったら、30分以内に風邪に効く漢方:風治散(ふうじさん)、紫華栄(しかろん)各1包ずつをお湯にとかしてすぐに飲むことです。そして夜はなるべく早くに寝ることを第一の養生にしてください。第二に、体の保湿・保温に努めること(冷やさないこと)、第三に消化の良い食事(おかゆ、うどん、そばなど)にすることです。風邪のときの対処法は、風邪の漢方と、最小限でも第一の養生を実践すれば短期でなおります。
引き始めの対処により、早く良くなるか、こじらせて1-2週間治りを長引かせてしまうかの分かれ道です。
インフルエンザは、多くの場合、12月ごろに流行が始まり、翌年1-3月ごろに最も流行します。38度以上の高熱や関節痛、筋肉痛、倦怠感、頭痛など発症します。最近では、迅速診断の進歩により、37度前後と熱がでないインフルエンザも多いことが分かってきました(きょうの健康2013年11月号)。インフルエンザに対しても早期であれば(カゼかもしれないおかしいなと思った段階)風治散と、紫華栄が効きます。高熱や頭痛を安全にはやく取りたい時は、日水清心丸(解熱剤と併用できます)、咳にはヒューゲンを上記に加えて飲むとさらに楽になります(大人・小児ともに)。