真夏こそ、冷え対策
お天気の良い昼間は、真夏のように気温が上がり、暑さを感じるようになりました。
夏の冷えの原因は、暑さそのものというよりも、クーラなどの冷房器具や冷蔵庫によるものです(書籍: 四季の漢方 三浦於莬-(著) 源草社より)。
暑さ本番になる前の今から体を冷やさないように気をつけたいですね。
家の中で体を冷やさなくても、スーパーマーケットや電車など外出先で冷やしたら、入浴時にはゆったりと湯船に浸かって冷えを取るようにしたいですね。
けやき堂にお越しの場合、年中通じて子宝相談でご来店された方には年間を通して温灸をしてもらっています。真夏こそ、胃腸、足腰を冷やし、ストレスをうけやすくなっています。ご来店の際に温灸することでくつろいでもらいたいと考えています。
子宝相談以外の方にも、温灸を体験したい方は、お気軽にお声をかけてください。温灸は1回あたり30分 540円(税込)で体験できます。
夏のトラブル肌(あせも等)のお手入れ
お天気の良い日は、日差しが強く、気温も30度近くまで上がるようになりました。
この気候のためか、お肌のトラブル(赤ちゃんや、子供のあせも、大人のアトピー性皮膚炎・じんましんからの肌のかゆみ)のご相談を受けることが多くなりました。
子供は、外を駆け回ると汗をびっしょりかきます。敏感肌やアレルギー肌の方は、汗をかくと、じくじくと、かゆみが出てヒリヒリとしてきます。
夏場のお肌のかゆみに対するお手入れは、汗をかいたら、すぐに軽く洗い流すか、ふき取ることが一番です。その後に、保湿剤を塗ることが悪化の予防になります。入浴時には、泡を良く立てた石けんで、毛穴についた汚れを落とします。洗うときには、ナイロンのタワシや、タオルでゴシゴシとこすって洗いすぎることは弱っている肌を痛めるので避けます。(きょうの健康2017.7月号より)。
私のカウンセリングの経験から言えば、お手入れ時の手指の清潔さも大切な要因です。特に、肌トラブルを起こしているときは、肌を触るのは、手を洗った直後にしないと、かえってかゆみが増す、といった場面があります。
これは当たり前のようですが、実際にお会いしてお客様のスキンケア法を確認していると、見過ごされやすい部分であることに気がつきました。体についた汚れは入浴時に、必ず石けんをよくあわ立てて、手でやさしく洗い流します(ノンEウオッシュだと、なお使いやすいです)!
入浴後には、女取水(めとりすい)のローション、又は静(しずか)スプレーを吹きかけるとかゆみが予防できます。日中にかゆみの出始めのときに吹きかけたときにも、おさまってきます。
それでも、かゆみが強く残る場合は、ノンステロイドのホノザルベを使うとかなり落ち着いてきます。ホノザルベには、もともと肌を乾かす作用があるので、乾燥している肌には、保湿剤(お手持ちの肌に合うものでよいです。お勧めはノンEミルキー又は、PWSアリメント)をぬった後、ホノザルベをぬると良いですよ。
あせもの場合は、スキンケアをきっちりすると、大部分のかゆみ、肌荒れの改善や予防ができます。しかしアトピー性皮膚炎や、じんましんの場合は、体の内側から出ていることもあり、スキンケアに併せて内服薬(漢方薬の調剤)をお勧めすることが多いです。