夏から始める 感染症対策
風邪のシーズンといえば、晩秋から春にかけてですが、風邪の流行の比較的少ない夏から感染症対策を本格的に取り組むことが、基礎体力を作っておくという観点で望ましいです。
普段の生活から体調が整っていると、病原微生物が体の中に入ってこないように免疫が働きます。また体の中に仮に病原微生物が入ってきたとしても、自己の免疫で跳ね返す力がつきます。そして、体の調子が整っていると、心の持ち方に、余裕が持てるようになることから、不安感を強く持ちすぎたり、マイナス思考に陥ったりして抜け出すことが出来ない、ということがなくなります。
体の調子を整えて自律神経を安定させるための過ごし方は、当たり前に思われるかもしれませんが、まず規則正しい生活を送ることが前提です。特に夜更かしや、バランスの悪い食事に偏らないように、一日一日を過ごしてください。
高齢の方の場合は、年齢を重ねるうち睡眠時に分泌されるホルモン(メラトニン)の量が減ることが示されています。
NHKきょうの健康2017年3月号によると、実際に眠れる時間は年齢を重ねるごとに短くなると書かれています。
働き盛りの時と比べて寝つきが悪くなったり、睡眠が浅く夜間に何度か目が覚めるようなことがあったりしても、昼間に強い眠気が起こらず、家事等に支障のない程度であれば心配ありません。昼寝は20分位ならいいでしょう。
一方で、働き盛りの方や若い方(10代も含む)で眠れないという人がいます。夕食30分以降に湯船に浸かる(寝る前に入浴をするのなら熱くないお湯がいいです。熱すぎると目がさえてしまい寝つきが悪くなる場合があるため)、又は足湯をすること。
そして入浴後にスマートフォンやパソコンを見ていないか(見ていないことが大切)を点検ください。これらの生活習慣を2週間改めるだけで半数以上の人は睡眠の質が改善します(これまでのお客様対応の経験から)。実践しても変化のない場合は、ご予約の上で相談ください。
参考書籍
NHKきょうの健康2017年3月号
NHKきょうの健康2018年3月号
石原結實の絶対健康法 石原結實 (著)