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少食、食べ過ぎ どちらも便秘・残便感の要因に

 健康相談でお話を伺っていると、女性やシニア層にお通じ(便秘、又は下痢)の悩みを持っていらっしゃる方が多いです。

 昔から、健康の指標として、快食、快眠、快便の3つ揃うことが大切と言われています。3日のうち2日以上お通じがあり、黄色から黄色がかった褐色の、バナナ状又は練り歯磨き粉状の、においがあっても臭くない、残便感のないものが健康的な便です。

 漢方医学では、便秘があると、瘀血(おけつ:血流が滞っている)を考えます。
老廃物が排出しづらくなるため、血液がドロドロします。そして末梢に血液が流れにくくなるので、心身に不調を感じやすくなります。下痢の場合、細菌感染の他、お腹の冷えやストレス、水分代謝の低下が影響しています。体に吸収された栄養を体の隅々の細胞まで行き渡らせ、新陳代謝を促すためにも、毎日、快便を目指したいですね。

 近年、腸内環境を良くすることで、感染症やアレルギーなどの免疫の病気を予防することの他、自律神経の調整、肥満や生活習慣病の予防などに役立つことが多くの研究で報告されています。うつや、肥満、糖尿病、大腸がん、炎症性腸疾患の腸内細菌叢にはそれぞれ特徴があるということも分かっています。

『悪玉菌は、タンパク質や脂質が中心の食事、不規則な生活、各種のストレス、便秘などが原因で腸内に増えてきます。健康的な腸内細菌叢には、ビフィズス菌や乳酸菌(正確には、乳酸桿(かん)菌)などの善玉菌が優勢で、その他の菌が出来るだけ劣勢である状態です。善玉菌は、腸内でビタミン(B1、B2、B6、B12、K、ニコチン酸、葉酸)を産生します。さらに善玉菌の体を構成する物質には、体の免疫機能を高めて、血清コレステロールを低下させる効果も報告されています。(引用:厚生労働省ホームページ内 e-ヘルスネットより)』

腸に善玉菌を増やすには、発酵食品、食物繊維、オリゴ糖を食事中から摂取することです。発酵食品は、味噌、糠漬け・すぐき・キムチなどの漬け物、納豆などが挙げられます。

『(食品に含まれる)ビフィズス菌や乳酸菌は生きて腸に届かないと、意味がないと言われますが、死んでしまっても善玉菌の体を作る成分に有効な生理機能が期待できます。(引用:厚生労働省ホームページ内 e-ヘルスネットより)。』

オリゴ糖は、大豆、玉ねぎ、ごぼう、ねぎ、ニンニクなどに多く含まれています。
 
 意外に思う方がいらっしゃるかもしれませんが、食事量が少ないことの他、食べ過ぎによっても、便秘になることがあります。便通が一時的に悪くなっている場合、食事量を点検してください。腹八分目の食事を目指しましょう。

 酵素を飲むと、2週間くらいでお腹の調子が良くなります。その他、肌荒れやアレルギーの体質改善、食欲不振、ダイエットなどにお勧めです。下剤を服用中の方も、併用して飲むことが出来ます。当店の酵素は、日本初の酵素の製造会社で、酵素の中でも正統派のものを取り扱っています。国産原料100%で、良心的なつくりをしています。飲みやすい味です。糖質の少ないタイプもあり、生活習慣病の方も気軽に飲めます。

2023年7月6日

7/2に、第34回大阪むらさきクラブの集い(健康講演会)を開催しました

 7/2(日)に第34回大阪むらさきクラブの集い(健康講演会)をあべのハルカスで開催しました。

3年ぶりの集いであり、大阪自然薬研究会(漢方専門薬局・薬店、調剤薬局)のメンバーと共同で企画~運営を行わせていただきました。当日、会場の様子をオンラインにて配信し、会場とオンラインでたくさんの方が参加くださいました。

講演「どうするトイレ問題?血流で腎臓のアンチエイジング」の他、自然薬解説、「いい人みつけた」のコーナーがあり、「いい人みつけた」のコーナーでは、当店へいつも来店下さるお客様が、貴重な体験談をたくさんお話下さいました。和やかな会でした。

次回に、よりよい良い会となるよう、つなげていきたいと考えておりますので、どうぞお楽しみにされて下さい。


会場の様子


あべのハルカス会議室(会場の部屋)から見た外の景色。当日は梅雨の晴れ間でお天気に恵まれたため、遠くまでの景色を見晴らすことが出来ました。

2023年7月5日